代表ブログ

認定パトランナー制度を実施するまで


パトランでは、一定条件を満たしたパトランナーを認定パトランナーとして認定する制度を2016年1月より実施しています。(認定パトランナーはこちら)

さて、この認定パトランナーをなぜ始めたのか?

根底には、パトランナーの「モチベーションの維持」「防犯パトロールの質の向上」という2つがあります。

まずモチベーションですが、これはパトランを始めてずっと抱えてきた悩みのひとつでもあります。
これまでも、パトランに熱心に取り組んでいたメンバーが、2〜3ヶ月するとパトランから遠ざかってしまうということがいくつかありました。
せっかく取り組んでくれた人が、短期間でいなくなってしまうのはとても勿体無いこと。
そこで、目標となる明確な指標をつくってみることに。

そこで、参考にしたのが階級制度です。
僕がパトランを宗像を立ち上げた時から実施しているもので、参加メンバーにスタンプカードを渡して、1回につき1つスタンプを押す制度です。30回になると「少佐」、50回で「大佐」、75回で「中将」、100回で「大将」、150回で「元帥」と昇級が上がっていきます。
これが意外にも好評で「夏休みのラジオ体操を思い出す」と言ってスタンプ楽しみにされている方も多いんです。

これがメンバーのモチベーション維持に大いに役立ったという経験から、この全国版を作ろうと思いました。最初はこの制度を適用してもいいかなと思いましたが、全国となるといろいろと難しいので、シンプルに認定の称号をつけることに。
空手や柔道を極めると黒帯に昇段しますが、認定パトランナーもそのようなイメージです。

防犯パトロールの質の向上という点では、通常、チームでのパトランはコースや時間帯、挨拶など一定のルールに基づきパトロールを行っています。
初めてパトランに取り組む場合でもチームの一員として活動すればパトランでの注意点や気をつけるポイントも自然に身に付きますが、単独でパトランする場合は右も左もわからないところからのスタートとなります。その際に、お手本となるべき存在があれば、それを参考にパトランに取り組むことができます。そのお手本となるべき存在が認定パトランナーです。
認定パトランナーのパトラン時の視点は、他のメンバーへもいい影響を及ぼしています。
今後は、地域の安全づくりにおけるプロフェッショナルとして、防犯パトロールの実施経験に基づき、地域安全のリーダー的存在となっていくことにも期待できる存在です。

チーム所属のメンバーでも申請できるのか?

チーム所属のメンバーでも申請ができるようにしています。
カウント対象となるのは、パトランに参加した内容をFacebookでパトラン時の気づきと共に投稿するか、もしくはパトランチェックシートに活動記録をつけること。
これは認知パトランナーの質を維持するために制限を課しています。

認定パトランナーの条件

・通算のパトラン回数が81回以上であること(活動記録が必要)
・パトランを継続的に6ヶ月以上実施していること

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