代表ブログ

ふんどしを締めなおす8月


毎年8月は防犯強化月間です。
2年前から始めたこの取り組みも早いもので今年が3年目となりました。

この防犯強化月間は、安心して暮らせる地域づくりのために住民が自分たちの地域の安全についてかんがえるきっかけを作っていくことが趣旨です。
そして、パトロールも通常より回数を増やし強化を図ります。

今年度の全体の概要はこちら。

テーマ:3つの『繋ぐ』
仲間を繋ぐ、活動を成果に繋ぐ、成果を防犯に繋ぐ

テーマに沿ったアクション
① 「動画でパトランポーズ選手権」 仲間を繋ぐ
facebook
投稿時に「レッツパトランポーズ」を動画にて投稿

掛け声は「レッツパトラン!!!」

② 「目指せパトラン81000分」活動を成果に繋ぐ
JAPAN
全体でパトラン時間81000分を目指します。
より多くのパトラン、1分でも長いパトランをする事で防犯の強化を図る

③ 「3 DAYSパトラン」成果を防犯に繋ぐ
パトラン時に注意する防犯テーマを3日ごとに事務局が定めテーマに基づいた
パトランを実行する

この月間の中でも最大の目玉は、8月10日の「パトランの日」です。

パトランはなんでもかんでも810に掛けてイベントや様々な決まりごとに使っていますが、これはその最たるもの。
日本でいうところの建国記念日のようなものです。

さて、このパトランの日を始めた背景には3つの理由があります。

1つは、パトロール頻度を上げて毎日パトランがある時期を作りたかったこと。

2つめは、啓発活動を通じて市民が安全について考えるきっかけを作ること。

そして3つめは、グッと盛り上がるお祭り月間を作って組織の士気を高めたかったこと
が挙げられます。

毎日どこかしらでパトランがある。

言わずもがな、パトラン頻度が高まればそれに比例して街頭犯罪数を減少させることにつながります。(効果的なパトランを実践した場合です。田んぼだらけの場所を走っても効果は低い)

最初パトランを立ち上げた時の目標は1000人が毎日パトランに取り組む街を作るというものでした。

ただこれを1つの街で実現するのはどうやら難しそうだということに気づき始め、せめてどこか1日に焦点を当てて「全国各地で一斉にパトランに取り組んで1000人を達成できる日が作れないだろうか」という妄想から始まりました。

であれば、「8月10日が語呂がパトランとなっている!」ということを発見しこの日にしようということに。

せっかくなら1日だけでなくもう少し長いスパンで防犯を強化してみようということで8月を防犯強化月間にすることが決まったのが2015年でした。

今となっては、「子どもたちが夏休みに入る時期である8月に焦点を当てて」などと言っていますがすみません。後付けです。

啓発活動を通じて市民が安全について考えるきっかけ

防犯強化月間では、パトロールの強化だけでなく市民の皆さんに地域の安全について考えてもらうきっかけを作りたいと思っています。

昨年度より防犯啓発ポスターを作り街のあちこちに貼ったり、警察と協力して駅で啓発のビラを配ったと啓発活動を取り入れています。

「街の安全は警察や行政によって作られるもの」という意識を持つ市民の方は少なからずいらっしゃいます。
しかし本当に街の安全の形成に効果を持つのは、住民の持つ意識や横のつながりであると考えています。

便利な社会の台頭によりスマホ歩きやイヤホンをつけて帰宅する女性の姿をよく目にします。犯罪リスクを回避する術を市民の人たちに知ってもらう機会を作れたらと思います。

組織の士気を高める

パトランの大きな課題の1つは「取り組むメンバーのモチベーションをいかにして保つか」です。

これは永遠のテーマで僕自身ずっと考え悩んできました。
活動に共感してせっかく取り組んでくれた人たちが活動を辞めてしまうのは一途に僕の力不足だという思いは今もなおあります。
強化月間ではいくつかのアクションを準備していますが、これらは「パトランへのモチベーションを高めるために」という目的のもとメンバーで案を出しあって行っているものです。

というわけで、いよいよ明日から2017年強化月間のスタート。
期待と不安が入り混じったなんとも落ち着かない夜ですが、暑さを飛ばす勢いでこの1ヶ月を楽しみたいと思います。
合言葉はレッツパトラン!

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