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不祥事が続く警察についての考察


「早良署警察官による飲酒運転」

2017年9月20日、また福岡県警による不祥事が発覚しました。

このところ警察による飲酒運転などの不祥事が続きとても残念な思いです。

何度繰り返しても同じミスをする福岡県警の信用性は地に堕ちてしまったと
そんな印象すら持ち得てしまいます。

今年度の県警の不祥事は昨年を上回るハイペースで、懲戒処分を受けたのはなんと18人。
件数でいうと13件にもなります。

これは昨年の14人(10件)を既に上回ってます。
とても多い人数だと思います。

今回の不祥事のニュースを切り取ったものはこちら。

男性警察官は8月上旬ごろ、福岡市内で酒気を帯びた状態でミニパトカーを運転した疑いが持たれている。同僚から「酒臭い」と指摘され、男性警察官は「前日遅くまで酒を飲んでいた」と説明。自己申告した飲酒時間から既に長時間経過していたことから、上司らはアルコール検知器を使った検査をしなかったという。

福岡県は2006年の海の中道大橋での福岡市職員の飲酒による痛ましい事故を受けて飲酒運転撲滅の強化を徹底してきました。

県警のWEBサイトには「許さない飲酒運転は110番」のスローガンとともに、何か情報あればすぐ警察へ知らせてくださいと強いメッセージがあります。
その力の入れようは他県と比較しても火を見るよりも明らか。
先日も筑紫野署が「許さない!! 飲酒運転は110番」とのメッセージを記載した箸袋を飲食店などに設置するというニュースがありました。
市民にも「飲酒運転をしない、させない」と言う意識が定着してきています。
仲間内で飲んでいても飲酒運転を容認するような人たちは基本いません。

あるのは、その取り締まりを行う警察官が飲酒運転してしまうという事実で
今年度だけで警察官の飲酒運転が2件も起きているわけです。


県警が掲げるスローガン

2017年に起きた福岡県警の不祥事

今年度発覚した県警の不祥事の数々を洗ってみると以下のようになります。
改めて調べてみると非常に多いことがわかります。

件数 13件 18人

・行橋市  飲酒運転・当て逃げ
・鑑識課  証拠偽造
・サイバー犯罪対策課 公用車を不適切に通勤に利用
・県警小倉北署 既婚者なのに独身女性と不倫し、結婚披露宴を開く
・県警察本部留置管理課 課内の集団わいせつ、パワハラ事案
・福岡市  落し物の着服
・県警中央署 公務員職権乱用&女性宅侵入→減給10分の1(6カ月)の懲戒処分
・県警南署総務課 大麻所持
・県警察本部留置管理課 野球賭博の疑い
・小郡警察署  母子3人殺害事件
・福岡市  飲酒運転

【福岡の警察官による飲酒運転事案】

ネットでの検索程度ですが、ここ2〜3年では以下のような事案が引っかかりました。

・小郡署の警察官(2015年)
・県警柳川署 地域課の男性警部補(2015年)

なぜこう不祥事が続くのか?

今までは当たり前だった古い体質が明るみに出始めただけで、これらは昔から当たり前の光景として存在していたのでしょう。昨今の様々な組織の不祥事をみるとこれは警察に限ったことではありませんが。

一言でいうならば、警察官としてのプライドが欠如しているのだろうと、私は感じました。

私が知っている警察官は本当に一生懸命に仕事をしています。
それゆえに、このような事件により警察全体のイメージや信用性が悪くなるのは残念です。

「警察としてのプライド」を持って、市民のために警察として何をすべきか。
警察官ひとりひとりがそれをもう一度考え直す柔軟性があることを切に願います。

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