パトランによる地域貢献の事例

【不法投棄撤去】松戸チーム庄司 善彦さん


2017年11月に松戸市一級河川坂川に放置された不法投棄ごみが一斉撤去されました。
この不法投棄ごみの撤去に向けて尽力したのが松戸チームに所属する庄司 善彦さん。
撤去に至るまでの状況を伺いました。

投機の状況に気付いたきっかけを教えてください

この不法投棄に気づいたのは5月8日のことでした。
パトランの途中、後方から「バシャーンッ!!」という川に何かが投げ落とされる音を聞きました。
何事かと思い、引き返してみると水面に浮かんでいる自転車が見えました。残念ながら犯人はその場にはいなくなっていましたが。

それ以降川の様子が気になり、パトラン中や帰宅途中に川を確認するようになりました。
松戸チームのメンバーも川の現状を気にかけてくれるようになり、川の他の場所にも自転車や冷蔵庫のような大きなごみの不法投棄がたくさんあることがわかってきました。

 
坂川のいたるところに不法放棄されたごみの数々

川に不法投棄のごみが放置されていることの何が問題だと感じましたか?

大きくは2つです。
1つは、このまま不法投棄を放っておくのは治安面にとっても良くないことです。
2つめは坂川は江戸川につながっているので、川を流れる水はやがて東京都民の飲み水になります。この2つを考えると一刻も早く撤去する必要があると思いました。

撤去に向けてどのようなことを行いましたか?

まず松戸市役所の河川清流課へ電話しました。
市からの回答は「1級河川の坂川の中にあるごみの回収は、市の管轄でなく県の管轄であるため市では対応ができない」というものでした。

その1週間後に、千葉県の河川環境課へ電話し確認すると「担当は土木事務所になる」とのことでした。たらい回しになり、最後は県土木事務所へ電話すると「水位が下がった秋頃までは対応できない」との回答。
水位が下がった10月に改めて状況について問い合わせるも、実施するとはっきりした回答なし。
これはもしかすると対応されないかもしれないと懸念しました。

動かない行政を動かすためにどのようなことを実施されましたか?

行政を動かすためにメディアに現状を取材してもらおうと考えました。
コンタクトを取るとメディアの反応もあり、トントン拍子で取材の段取りが進んでいきました。
日時まで決定しそうな矢先、その動きを察知したのか、県が坂川の不法投棄の撤去に向けて動き出しました。
全く動く気配がなかった行政がメディアに現状を伝えられてはまずいと感じたのか、そこからは行政の動きも早く、あれよあれよの内に不法投棄のごみは回収されました。
投棄されたごみがなくなり川も綺麗になったため、結局取材は行われませんでしたが、最初に不法投棄を発見した現場では10台以上の自転車が引き上げられていたので本当に回収できてよかったと思います。
またこの件を通じて、松戸チームメンバーの熱意を改めて感じることができました。

  
松戸チームメンバーと。パトロールだけでなく地域のごみ拾いなどにも積極的に取り組む。

松戸チームの活動報告はこちら >

庄司善彦さんプロフィール

パトラン松戸チーム所属。
北海道出身で松戸に住み始めてもうすぐ10年を迎える。
パトランに取り組み始めたきっかけは松戸市民がつながるFacebookグループで
知り合いのパトラン投稿がきっかけで興味を持ち活動に参加するように。
松戸チーム設立時から活動に参画し、現在は松戸チームの幹部を務める。