お知らせ

【2017年度の活動成果】


パトランは地域の安心・安全をつくっていくことが根本的な存在意義です。
地域の安全づくりにおいてパトランがどれくらい貢献できているのかという成果を形にすることはとても重要です。
ただし、成果といってもパトランの場合、やや複雑で複合的になってきますので、まずわかりやすい指標からご紹介します。

活動人数

1年間で何人がパトランを実施したかというパトランの中では最もシンプルでわかりやすい指標です。
パトラン人数=犯罪減少に直接結びつくかというと多少強引ではありますが、パトランを実施している人がいる間は、少なくとも街の安全・安心づくりに繋がっていると考えています。

集計方法はパトランチームの活動報告と専用のFacebookグループで投稿された人数をカウントしています。パトランに所属するメンバーが全てFacebookのアカウントを有している訳ではないため、実施の活動人数はこの2〜3割増しになると推測しています。

2017年の活動人数 13,913人
2016年度と比較すると57%増加しています。

街頭犯罪数

日本全体の犯罪件数は減少傾向にあります。戦後最高となった2002年と比較してその件数はおよそ3分の1にまで減少しています。

2017年の街頭犯罪数の認知件数 915,042件

日本全体でも認知件数は減少していますが、パトランチームがあり、継続的に実施しているエリアに至ってはその下がり幅も大きくなります。
最も減少率が高かったのは西尾チームが活動する愛知県の西尾市で減少率は前年のマイナス20%です。
警察や行政との連動してのパトランの実施が目に見える形として現れたと思います。

人に関わるもの

路上トラブルへの対応 9件

路上では人の命に関わるものなど見過ごせない重要な事案が発生することがあります。
最も多かったのは交通事故現場での遭遇で、現地に居合わせたパトランナーが救急車の手配や
救命措置を行なうなど速やかに対応することができました。
パトランナーは救命講習を受けるなど、もしもの場合に備えての講習を受けることで現場対応力を磨いています。

また、火災現場に遭遇したことも1件あり、消防署への通報、避難誘導を実施しています。

パトラン中に見かけた不審人物、不審車両については、警察に速やかに事案報告しています。パトランナーは自ら不審人物に接触するなどは行わず、異変を察知した場合、警察へと報告するパイプとなることが基本的なスタンスです。

 

街の変化に関するもの

行政・警察への報告事案 23件

街灯切れや不法投棄など、街の環境悪化は犯罪を誘発します。犯罪を起こさせない環境を作ることも重要なポイントだと考え、発見した場合は行政や自治会、警察などへ速やかに報告しています。

不当投棄、街灯切れ、道路上の異変の報告した事案は27件ありますが、そのうち改善が確認できたのは、12件と半分以下でした。行政や警察は地域によって対応の仕方やスピード感が違うことを強く感じています。街灯切れなどは、自治会が管理する街灯も多いことから1年経っても改善されないような場所も見受けられました。

集計する基盤がまだまだ整っておらず、件数は少ないですが今後集計のしくみなども改善していきたいと考えています。

これらは一部の成果となりますが、少しづつパトランの地域への貢献が目に見えるようになってきました。これからも、安全な地域づくりのための貢献やスポーツとしての社会貢献の形づくりなどパトランの持つ価値を深く追求していきたいと考えています。

 

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