2017年度から本格的にパトランによる成果を可視化しようと、集計を開始しました。
1年目ということもあり、パトランの成果のごく一部しか表せていなかったのですが、2018年はかなり具体的に数字を可視化することができました。
街頭犯罪数
日本全体の犯罪件数は減少傾向にあります。戦後最高となった2002年と比較してその件数はおよそ3分の1にまで減少しています。
2018年の街頭犯罪数の認知件数 817,338件
都道府県別にみると2018年はこのような犯罪数になります。
パトランチームがあり、継続的に実施しているエリアに至っては犯罪の下がり幅が大きくなっています。
パトランで対象とする街頭犯罪数の数値は以下です。
パトランの活動人数
1年間で何人がパトランを実施したかという数字になります。
集計方法はパトランチームの活動報告と専用のFacebookグループで投稿された人数をカウントしています。
パトランに所属するメンバーが全てFacebookのアカウントを有している訳ではないため、実施の活動人数はこの2〜3割増しになると推測しています。
2018年の活動人数 19,270人
活動数の計測をはじめてからの42ヶ月の累計は39,925人となりました。
パトランによる活動の成果
救命/人助け 22件
路上では人の命に関わるものなど見過ごせない重要な事案が発生することがあります。
最も多かったのは交通事故現場での遭遇で、現地に居合わせたパトランナーが救急車の手配や
救命措置を行なうなど速やかに対応することができました。
特質すべき人助け事例などはこちらに詳細を掲載しています。
不審人物・車両 3件
パトラン中に見かけた不審人物、不審車両については、警察に速やかに事案報告しています。パトランナーは自ら不審人物に接触するなどは行わず、異変を察知した場合、警察へと報告するパイプとなることが基本的なスタンスです。
道路の危険箇所 25件
路上で事故につながる危険のある場所について行政や警察へ報告しています。
不法投棄 50件
街灯切れ 235件
放置自転車 41件
その他 1件
街灯切れや不法投棄など、街の環境悪化は犯罪を誘発します。犯罪を起こさせない環境を作ることも重要なポイントだと考え、発見した場合は行政や自治会、警察などへ速やかに報告しています。
また、その他として道路の危険箇所にカーブミラーを設置するよう行政に要請し、設置されました。