代表ブログ

パトランまるっと7周年


パトランを開始してから7年が経過しました。

今日までやってこれているのは、まぎれもなく活動を支えてくださる多くの方々、メンバーの日々の活動あってこそです。

メンバーのひとりが「パトランは友達でも職場の同僚でも見つけることができなかった自分の宝で居場所なんだ」と言ってくれました。

これほど嬉しい言葉はないです。
この活動を続けてきてよかったと思う瞬間です。

パトランを今後どうしていきたいか?
去年は結構そのことを聞かれました。

パトランは植物のようなもので、メンバーの声や行動が栄養源となり育ち、周りの環境変化に合わせながらしなやかに動いていく生きた組織体。そんな風にとらえています。

僕一人で考え動かすものではないので、どうなるかは僕にもよくわかりません。

確かなことは、パトランを通じて犯罪を抑制していくこと。
そして、メンバーの人生がパトランを通じて豊かになる環境をつくりたいということです。

 

●ビジョンは安心して暮らせる地域づくり

パトランのビジョンは、子どもや女性、お年寄りが安心して暮らせる地域をつくることです。
これは何があろうと揺るがないパトランの根っこの部分です。
このパトランの軸をぶらさないことは常に意識をしています。

その中で私たちが担える部分は街頭で起きる犯罪の抑止の部分です。

日本全体の犯罪をゼロにすることはできずとも、街頭犯罪がゼロになる町や村、半径5キロ圏内のエリアでの犯罪数ゼロなど、小規模単位での安全圏をつくっていくことは可能だと思っています。

地域とのつながりが疎遠になりつつある現代だからこそ、人の顔が見える地域コミュニティを維持していくことも重要です。

 

●2020年47都道府県での展開

パトランが全国に広がっていった2015年にパトランJAPANという母体を作りました。
その時から目標に掲げたのが「2020年全国47都道府県での展開」です。

早いものであっという間に公約の2020年の土俵に上がってしまいました。
残すところはあと9県(大分、島根、岡山、愛媛、徳島、香川、新潟、長野、石川)
未開拓の県の実施、ぜひご検討を!
(メンバー登録して、パトっちもしくはFBのパトラングループに投稿で実施エリアに追加というルールを設けてます)

 

●パトランを通じて人生を豊かに

全国各地のメンバーやチームはそれぞれがひたむきに地域のことを考え活動しています。
活動を支えるメンバーの存在は何者にも変えがたいもの。

個々人の活動自体に派手さはありません。
おそらく地域で暮らす多くの人たちは僕らの存在には気づくことなく日常を送っています。

街を守るヒーローというよりは、黒子となって影からまちの安全を支える存在という表現が近いような気がします。

見えにくい活動だからこそ、ひとりでも多くのメンバーの活動に光をあてていきたいと思っています。

会社と自宅の行ったり来たりで地域に自分の居場所を感じることができなかった人たちが
パトランを通じて、自分の住む街に愛着を持ち、居場所を見つける。

それは人生を豊かにすることにつながるんだと思います。

「パトランに取り組んでよかった」
そう思ってもらえるように内部のしくみや環境づくりにはこれからもこだわり続けていきます。

 

 

●市民による防犯活動のアップデート

安全欲求は人間の持つ根源的な欲求です。

いわずもがな、安心して暮らせることは生活において欠かせないものです。
それを担うのは、警察や行政だけではありません。私たち市民による活動も大きく役立っています。

黄色いベストをきて夜回りする防犯団体や自治会、PTA、通学路の旗持ちなど至るところで目にする機会があるかと思います。実施主体の多くは、現役を退いた世代の方々。

ここにも高齢化の影響を受け、地域の見守り手が少なくなってきています。

幸いにも、パトラン以外に全国の警察や自治体で走ってパトロールする活動が増えてきました。これは上記の課題解決にもつながる動きです。

パトランでは高校とのコラボ事例も出てきました。これからの時代を担っていく10代の若い人たちが街の安全に目を向ける機会が当たり前のようにある情景。素敵なことだなあと思います。

寄付によるご支援をお願い致します