成果事例

活動成果


私たちは活動中に犯罪現場に遭遇することは滅多にありませんが、いつもと違う街の異常に目を光らせて活動しています。


12月5日、パトランびわこチームの代表である大谷一也さんが、単独での活動中に遭遇した成果報告です。
以下大谷さんのレポートです。

12/5㈯ 活動時間21:50〜23:15
前半はいつもの瀬田川コースで唐橋を渡り東岸へ。
帰りはいつもの道ではなく、なんとなく瀬田川を離れて国分方面に上りました。暗い坂道の途中で、前方に大きな黒い物体が歩道を塞ぐように倒れているのが見えました。
近づくと人でした。上下黒の服を着た40代ぐらいの男性です。
その横にはコンビニの袋が落ちていて、自転車が塀に立てかけられていました。自転車で転倒したと思われます。肩をトントンと叩きながら「大丈夫ですか??」と声をかけると意識はありました。「自転車で転けたんですか?どこか痛いとこありますか?」と色々声をかけると、「うん」とか「あー」しか言わず、「救急車呼びましょうか?」と聞くと「いらん〜」と言われました。
すると大きないびきをかいて寝てしまいました。寒くて鼻が出ていたので酒臭さは感じませんでしたが、酔っ払いかな?と思われました。ライトで照らして観察すると、手に擦り傷があり、それ以外に目立った外傷はありませんでした。かなり厚めのダウンを着ていたので衝撃を吸収してくれたんだと思います。自転車に凹みなどもありませんでした。男性は痛がったり苦しむ様子もなく、スヤスヤ寝ています。とりあえず救急車は必要ないと判断し、最寄りの交番に電話をしました。
約15分後にパトカーが到着し警察官に引き継ぎました。

 大事には至らなかった事案ではありますが、大谷さんが男性を発見しなかったら、交通事故などの二次被害や暴行や窃盗などの犯罪に巻き込まれていたかもしれません。
小さな気づきや発見が街の安心・安全に繋がっています。

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