あけましておめでとうございます。
1月8日はパトランが生まれた日で、特別な1日です。毎年この日に、1年間を振り返るようにしています。
2020年は新型コロナウイルスにより、これまで経験したことがない特別な年となりました。これは僕らだけのことではなく、全世界の多くの人が感じていることだろうと思います。とても厳しい1年でした。
パトランにとっての影響は、活動に大きく制約がかかったことでした。
コロナが急速に世の中に広がっていく状況を鑑みて、JAPANとしてコロナにおける行動指針をつくりました。最初はコロナに関する情報も少なかったことから、手洗いうがい、個人の免疫力を高めることを徹底し、活動を継続する方針でした。まだマスクの必要性を問われる状況ではなく、この1年で世の中の常識が大きく変容したことを感じます。
その後、徐々にコロナが全世界で猛威を奮いはじめ、人命にも関わる脅威であることから、人が集うチーム活動を休止する措置をとりました。街では、飲食店への空き巣などの被害も目に見えて増え始めており、チームの活動を止めてしまうことに大きな葛藤もありました。ランナーがウイルスを撒き散らす病原体のようなメディアでの報道もあり、ランニングへの風向きも悪かったのを覚えています。
しかしながら状況は一向に良くなる気配はなく、緊急事態宣言が発動されました。これにより少人数のパトランも中止という判断をします。この状況は5月末まで続きました。
6月以降は、それぞれの地域の状況を鑑みて活動するようメンバーに選択を委ねました。それ以降、第二波、第三波の襲来においても、判断はメンバーに委ねています。今尚、厳しい状況は続いていますがその中でも新しい活動スタイルも花開きました。
オンラインを活用した「シンクロパトラン」は、エリアを問わず全国のメンバーがつながり活動できることで、コロナ下におけるメンバーのモチベーション維持や情報共有に大きく役立っています。東京都の防犯サイトでも紹介。パトランの日には、100人一斉パトランにもチャレンジしました。
年に1度の表彰制度も新たに「パトランAWARD」としてリニューアル。僕たちが実施する防犯フィールドは、活動の成果を個人が感じとりにくい分野です。
なので、承認機会の提供は欠かすことができない要素だと思っていますし、日頃のメンバーへの感謝を目に見える形で意思表示したいという思いもあります。反面、選ばれないメンバーもいるということへの葛藤もあります。なのでこれに限らず、様々な選択肢を準備したいと思っていますし、この部分には代表としてこだわりと持ち続けていきたいと考えています。
困難はコロナだけではありませんでした。疲弊した日本全体を追撃するように起きた豪雨災害。ここ近年の影響は凄まじいものがあります。特に九州全体への影響は深刻で、特に熊本へのダメージは計り知れませんでした。
以前から、パトランでも災害の被災地支援に尽力することはできないかと模索していた中で、マラソン大会の参加賞としてもらえるTシャツタオル(新品)を現地へ届ける取り組みを実践しました。全国のパトランメンバーに呼びかけたところ、事務所に置き場所がないほどの量のTシャツタオルが届いたほど。一部を人吉へ届けることができましたし、ストック分は今後起こりうる災害時に迅速に提供できるようにします。
ポイ捨てタバコ撲滅に向けた「Pot contentチャレンジ」も新たに取り組んだひとつですが、今後も定期的なイベント開催をやっていきたいところです。
振り返ると、常に隣にコロナとその奥にある社会の視線を感じながら、模索を続けた1年でした。経済的にもダメージは大きく、活動を維持するための財源確保は早急な課題です。
9年目に向けての展望は「unlimited」
可能性を制限せず追求するというところです。
コロナという危機に直面して、新たな活動も生まれたように、パトランとその主体であるメンバー一人ひとりの可能性とエネルギーは満ち溢れています。それを良い方向に解放できるようにできればなあと思います。
あっ最後にメンバーの皆さんへお知らせです。
8周年記念Tシャツも申し込み受付を開始しましたのでご検討ください。
1月22日まで限定注文です。
フォームはこちら
https://forms.gle/6hvUcGwLmFBgyQMJ6