パトラン古河チームの結成式が、11月7日に行われました。結成式の様子やパトラン古河チームの活動、チーム代表の諏訪和男さんの想いなど、茨城新聞にて紹介されました。
2021年11月8日(月) 茨城新聞朝刊より
地域走って見回り 街頭犯罪抑止図る 「パトラン古河」結成 茨城
ランニングや散歩をしながら街頭防犯の抑止を図るボランティアチーム「パトラン古河」の結成式が7日、古河市横山町1丁目の市地域交流センターはなももプラザで開かれた。チームを発足は県内で初めて。メンバーは式後、古河署員と合同でJR古河駅西口をパトロールし、市街地に異変がないかに目を光らせた。
パトラン古河は2月末に発足。メンバーは19〜78歳の38人。代表の諏訪和男さん(43)が2017年から1人で始め、周囲に共感が広がった。
週1回の全員でのパトロールのほか、各自が趣味のランニングやウォーキングを兼ねて見回りを実施。「地域の目」を生かし、車両が入りづらい路地や夜間の住宅地なので防犯抑止に努める。
不審者や交通事故、火事の発見は警察や消防に通報。街頭の球切れや道路のくぼみがあれば行政に連絡する。「星屑救出」と称したゴミ拾いも行う。
パトランはパトロール・ランニングの略。13年に福岡県宗像市のNPO法人「改革プロジェクト」が始めた。6月現在、42都道府県で12チームと個人、少人数グループの約2100人が活動している。
結成式に出席した針谷力古河市長と松代栄一古河署長は、それぞれ「直接の人の目による抑止力は大きい」と期待。諏訪さんは「古河市の街頭防犯ゼロを目指し、より良い地域を作りたい」と意欲を語った。