認定パトランナー

認定パトランナー No.137 加藤郁子


加藤 郁子さん 

活動拠点:山形県南陽市

パトランを始めたきっかけを教えてください

地域情報誌にパトラン山形の特集記事が載っていて、表紙を見ると知ったお顔が…。その方はパトラン山形の代表とその奥様でした。素晴らしいお人柄のお二人ですので、記事を読んでパトランをなさっていることに納得。でも、立派すぎる活動に思えて、私にはパトランはできないな…と思っていました。そんな中、県内の中学生が、夏休みの部活動の帰り道の途中に熱中症で倒れ、亡くなったという痛ましい事故が起こりました。その時、その亡くなった子が我が子だったかもしれないと、自分ごととして捉え、子どもたちの安全を守るには…?と考えるようになりました。その時パトランを思い出し、子どもたちの安全を助ける活動にもなると確信しまして、パトラン山形の代表に相談し、パトラン山形チームに加入させていただきました。

普段パトランしている場所は?

住んでいる南陽市です。主に近隣の小中学校周辺で、児童や生徒の下校時に見守りパトランを行なっています。南陽市や米沢市での合同パトランにも娘と参加しています。

パトランを始めての変化は?

大袈裟なようですが、「人生が変わった!」と思えるほどの大きな変化を感じています。人と関わることが苦手で、社会的接点を持たない”引きこもり主婦”でしたが、いくらソロパトランだとしても、赤いパトランTシャツでの活動は目立ちます。あっという間に下校する児童たちの質問攻めの対象になり、”パトランのおばちゃん”と認識してもらえました。自分のことだけを考えて過ごせばいい毎日から、地域の子どもたちの安全を考えて始めたパトランによって、地域で暮らす皆さんの幸せをも考えるまでに成長できました。パトランを始めて、やっと社会の一員になれたように思います。

認定パトランナーになった感想・意気込みなど

パトラン山形の代表とのお話の中で、”真のパトランナー”という言葉がありました。”まことの”という意味だと思いますが、考えれば考えるほど、真のパトランナー像が分からなくなっています。一回ごとのパトランを真面目に、でも楽しく活動していく。その積み重ねの先に、真のパトランナーになるヒントが見えてくるかもしれないと考え、今までと変わらず、パトランへ真摯に向き合っていきたいです。

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