11月末、福岡で再犯者の社会進出をサポートするヒューマンハーバー社長の副島さん、常務取締役の二宮さん、執行役員の原田さんにお会いしてきました。
ヒューマンハーバーは再犯を起こさせない社会づくりを目指した企業。
日本財団が推進する職親プロジェクトにも深く関わっています。
活動支援につながる電線の皮を使った観葉植物SUN Green
社長の副島さんは保護司として20年再犯者のサポートをした後、出所した犯罪者が直面する課題を目の当たりにし、出所者をサポートするため(株)ヒューマンハーバーを設立されました。
再び犯罪に手を染めさせないためには、住まい、就労、教育の3つが欠かせないと副島さんは言われます。
無職者の再犯率は有職者に比べておよそ5倍になるというデータもあることからわかるように、仕事をすることは再犯防止に大きな意味を持ちます。
多くの刑務所などで行われる更生プログラムはまだまだ成果という面では乏しいのかもしれません。
更生プログラムなどを経ても一定期間経過してしまうとまた犯罪を起こしてしまうケースは決して少なくはありません。
犯罪白書によると犯罪の60%が再犯者が起こすというデータがありますが、これはまさにそれを物語っていると思います。
その点、ヒューマンハーバーでは更生した”成果”を求めるという話もあり、そのために”教育”を重視しているという話を伺えました。
副島さんが保護司として20年関わってきた経験から成せる技であるように思えます。
考え方そのものを変える教育を重視し、トータルで出所者の再スタートを支援するヒューマンハーバーの取り組みから犯罪を起こさせない社会づくりについて改めて考えさせられました。